市役所と県庁の両方に勤めたことがある私が『公務員のあるあるネタ』を紹介します。
今回紹介するのは、公務員あるあるの中でも『庁舎』にまつわるネタを紹介します。『庁舎』というのは民間で言えばオフィスや事務所のことです。
「いやいや庁舎に関するあるあるとかあるんかよww」と思われるかもしれませんが、これがあるんです!
公務員になったら働く場所となる庁舎に関するあるあるネタを知っておいて損はないと思います。
なぜなら、今回紹介する庁舎のあるあるネタは仕事に支障をきたす内容も一部含まれているからです。
よって、この記事を読めば「公務員として働くことを考えた時の意外な注意点」を事前に知ることができます。
注意
ここで紹介する『公務員あるある』は私が在籍していた市役所と県庁での話しです。全ての公務員・市役所・県庁に当てはまるものではないのでご注意ください。
目次
夏は庁舎内が30度以上になる
私は市役所の2階にいたのですが、夏になると温度計が30~32℃くらいを指していました。
これには2つの理由があります。
- 大勢の市民がくる
- 庁舎内のエアコンは階ごとに温度設定できない
庁舎内のエアコン管理は管財課が一括して行っており、大勢の市民が来庁する1階と市民があまり来ない10階が同じ温度設定になります。
「市民が暑いというので温度を下げてください」と言っても省エネのためなのか受け入れてくれません。
「市役所に来れば涼しいと思ったけど暑いのね~」と結構言われました。
喫煙所までが迷路
最近では市役所・県庁ともに喫煙所がなくなりつつあります。
しかし、それだと来庁者が喫煙できないので目立たないところにひっそりと喫煙所があります。
たまに「喫煙所どこですか?」と聞かれるのですが、口で説明できないので毎回案内します。
県庁の時は5分くらいかかる場所にあったのでなかなか大変でした。
なので県庁で喫煙所を聞かれたときは「うわwマジかww総合案内に聞いてくれよ~」と思っていました。
やたら庁舎の内部構造に詳しい人がいる
私がいた市役所・県庁ともに庁舎が大きかったので構造が複雑でした。
方向音痴の人は迷子になってしまうほどです。
しかし、「ここをこう行った方が早いよ」と言って、設計に携わった人しか知らなそうな順路を知っている職員がいます。
議会棟といって議員がいる建物があるのですが、普段なかなか入ることができないのに、「議員はあそこで飯を食っている」「あの部屋で休憩している」など、誰から聞いた情報だよ!と思いたくなるようなことまで知っている職員もいます。
明治時代の文書まで保管してある
県庁では見たことがありませんが、市役所の時は明治時代の文書が地下室に保管されていました。
文書は手書きで流れるような文字なので何て書いてあるかわからないのが残念でしたが、歴史を感じて感慨深くなりました。
昼休みになるとネットが繋がらない
県庁では1,000人が一斉にインターネットを閲覧すると速度制限がかかるようになっていました。
なので、昼休みになるとインターネットが繋がりづらかったです。
県民からの問い合わせに県庁のホームページで説明しながら答えることがあるのですが、昼休みをまたぐとネットが繋がらなくて大変でした。
3MBまでしかメールの送受信ができない
県庁のメールは1度に3MBまでしか送受信できない設定になっていました。
3MBですと、パワーポイントはまず無理です。
国や企業の担当者にパワーポイントで作成した資料を送ってもらう時はわざわざ分割して送ってもらったり、記憶媒体を郵送してもらっていました。
メールが2週間で容量オーバーになる
県庁の受信フォルダの容量が少なすぎて、すぐに容量オーバーとなってしまいました。
容量オーバーになるとメールの送受信ができないので仕事に支障をきたします。
なので、添付ファイル付きメールはフォルダに保存して、すぐにメールを削除していました。
まとめ|公務員あるあるネタ【庁舎編】
・夏は庁舎内が30度以上になる
・喫煙所までが迷路
・やたら庁舎の内部構造に詳しい人がいる
・明治時代の文書まで保管してある
・昼休みになるとネットが繋がらない
・3MBまでしかメールの送受信ができない
・メールが2週間で容量オーバーになる
この記事では『公務員が働く場所である庁舎にまつわるあるあるネタ』を紹介してきました。
この記事を読んで、公務員として働く際の内部事情を知ってもらえれば幸いです。