今回紹介する内容
地方公務員が23~31歳でもらえるボーナスの額
平成11~令和2年のボーナス支給月数
ボーナスの支給月数の対前年比
この記事では私が地方公務員だった9年間でもらったボーナスをそれぞれの年ごとに紹介します。
公務員のボーナスは不景気で民間企業のボーナスが減ると叩かれる一方で、景気が良い時は誰も気にしていません。
そんな公務員のボーナスですが、実際にどのくらいもらえるかを公開している記事が少なかったため今回記事にしました。
残念ながら私は公務員を9年で辞めてしまったため、退職時までにもらっていたボーナスしか紹介できません。
しかし、23~31歳までにもらったボーナスのリアルな額を公開していますので、若い時にもらえるボーナスが気になる方にぜひ読んで欲しい記事になっています。
この記事を読めば地方公務員が若い時にもらえるボーナスの額がわかります!
23歳~31歳でもらえる公務員のボーナス
ボーナスを公開する前に私のことを少し紹介しておきます。ボーナスを見る時の参考にしてください。
・大学卒業後、市役所入庁
・市役所に3年勤務後、県庁へ転職
・勤めていた市役所、県庁の職員は数千人で大規模
私が勤めていた市役所・県庁ともに規模が大きく、職員数が数千人いました。
そのため、私がもらっていたボーナスは地方公務員のボーナス額の中央値や平均値より高いことをご承知おきください。
私感ですが、全国約1700自治体のうちトップ300には入ると思います。
1年目・夏のボーナスは市役所、4年目・夏のボーナスは県庁にそれぞれ入庁したばかりなので満額もらえていません。
9年目でボーナスの年間手取額が100万を超えました。
公務員のボーナスがガクンと減ることはない
大きな災害や感染症があると民間企業のボーナスは減ることが多く、業界によってはボーナスが0ということもあり得ます。
となると気になるのは公務員のボーナスの変動だと思いますので、ここでは私が勤めていた県庁の平成11~令和2年までの21年間分のボーナス月数をまとめてみました。
年間支給月数 | 対前年比 | |
平成11年 | 4.95月 | ー |
平成12年 | 4.75月 | ▲0.20月 |
平成13年 | 4.70月 | ▲0.05月 |
平成14年 | 4.65月 | ▲0.05月 |
平成15年 | 4.40月 | ▲0.25月 |
平成16年 | 4.40月 | 0 |
平成17年 | 4.45月 | 0.05月 |
平成18年 | 4.45月 | 0 |
平成19年 | 4.50月 | 0.05月 |
平成20年 | 4.50月 | 0 |
平成21年 | 4.15月 | ▲0.35月 |
平成22年 | 3.95月 | ▲0.20月 |
平成23年 | 3.95月 | 0 |
平成24年 | 3.95月 | 0 |
平成25年 | 3.95月 | 0 |
平成26年 | 4.10月 | 0.15月 |
平成27年 | 4.20月 | 0.10月 |
平成28年 | 4.30月 | 0.10月 |
平成29年 | 4.40月 | 0.10月 |
平成30年 | 4.45月 | 0.05月 |
令和元年 | 4.50月 | 0.05月 |
令和2年 | 4.45月 | ▲0.05月 |
表から次のことがわかります。
- 最もボーナスがもらえたのは平成11年の4.95月分
- 最もボーナスがもらえなかったのは平成22年度~25年度の3.95月分
- 前年比で最もボーナスが下がったとしても0.35月分
最もボーナスがもらえた年ともらえなかった年の差である1月分は額にするとどのくらいかを見ていきます。
ボーナスの計算方法は超ざっくりですが、(基本給+地域手当+扶養手当)×月数で求めることができます。
詳しい計算方法はググればたくさん出てくるのでこの記事では紹介しません。
例えば、基本給が20万円、地域手当が6,000円(基本給の3%)、扶養手当なしの場合は(20万円+0.6万円+0円)×1月分=20.6万円分の差があることになります。
よって、最もボーナスがもらえた年に比べて最もボーナスがもらえない年は20万円ボーナスが下がることになるます。
こう見てみると大きい差と思えますが、対前年比でみると下がったとしても最大0.35月分なので、公務員のボーナスは安定していると言えるのではないでしょうか。
まとめ|公務員のボーナスは安定している
この記事では私が公務員だった時にもらったボーナスを公開しました。
今回の記事のまとめます。
・1年目のボーナス手取額は約40万
・手取額で100万円を超えるのは30歳を過ぎてから
・ボーナスが前年と比べて大きく減ることはない
民間勤めの友人に話しを聞くと、景気や個人の成績によってボーナスが大きく減ることがあるそうです。
その点、公務員は大きく減ることはありませんし、それなりに良い額をもらっています。
このように公務員のボーナスは安定しているため、車や住宅ローンなど大きな出費に関する計画を立てやすいことは公務員のメリットの1つです。
今回紹介した記事が少しでも参考になれば幸いです。