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県庁試験

県庁の面接で聞かれる質問と回答例~志望動機編~

 

この記事を読めばわかること

県庁の面接で聞かれる志望動機に関する質問

質問に対する考え方

質問に対する回答例

 

この記事では、私が県庁を受験した時に準備した志望動機に関する質問及びその回答例を記載したいと思います。

 

ここで挙げた質問は実際に私や友人が聞かれた質問を載せています。

 

私は市役所から県庁へ転職しましたが、民間企業勤めの方が公務員に転職する場合も参考になる記事になっています。

 

もちろん新卒の方も参考になる記事になっています。

 

回答例も参考に載せています。

 

回答例は私のほか、次の職業の方から聞き取ったものです。

・市役所

・銀行

・教員

・他県庁

・ベンチャー企業

 

社会人で上の職業に該当する人には特に参考になる記事だと思います。

 

注意

ここに記載する回答例はあくまでも参考です。面接の回答に答えはありません。自分の言葉で考え抜くことが合格するためには大切ですので、必ず自分の言葉で表現できるようにしてから面接に臨んでください。

 

 

1 志望動機を教えてください

 

県庁を受けようと思った方は、各都道府県が作成している採用パンフレットを見たことがあると思います。

 

その中に職員インタビューがあり、「県職員を志望した理由は?」と記載されていますが、当たり障りのないものが多いと思いませんか?見たことない方は「〇〇県 採用 パンフレット」と検索すればヒットすると思いますので、目を通してみてください。

 

志望動機はなかなか差別化するのは難しいと思います。だからこそ差別化できた時は面接官に良い印象を与えられることになります。

 

差別化の方法としては、自分の経験や体験を志望動機に入れ込むことです。

 

例えば次のような感じです。

(志望動機)自分の住んでいる街に貢献したい

(自分の経験)大学の友人に自分の受けようとしている県が街灯が少なく、自転車の盗難も多いと治安の悪さを指摘された。

(志望動機)〇〇県の観光を盛り上げたい

(自分の経験)自分が旅行して良いと思っていた〇〇県が外国人から全く興味を持たれていないことに気が付いた。

 

このように自分の経験を交えるだけでも説得力がある志望動機ができると思います。

 

ちなみに、私が県庁を受けた時、転職理由は聞かれましたが志望動機は聞かれませんでした。

 

重要と思われる志望動機ですが、あまり時間を割くのはオススメできません。それよりは多くの質問に対し、自分なりの考えをまとめる方が得策です。

 

(回答例1)(地元就職)

県外に就職や進学で出て行ってしまう友人が多い中、みんなが帰ってきてくれるような住みやすい街にしたいと思い志望しました。県職員は幅広い職務を通じてその思いを伝えられることが魅力だと思っています。私は大学時代、高齢福祉に関するボランティアを行っていたことから、高齢者を支援できるような仕事を通じて〇〇県を全国一の高齢者に優しい街にしたいと思っています。

(回答例2)(社会人経験者)

広告代理店で各自治体の担当者と仕事をする中で、自治体職員が自分の県を必死に売り込もうとしている姿を見て、自治体の広報の仕事に興味をもったことがきっかけです。その時、自分が生まれ育った〇〇県で社会人採用経験者採用試験があることを知り、自身の経験を生かして働くことができると思い志望しました。

(回答例3)(技術職)

食を生み出す農業を盛り上げ、〇〇県農業の発展に貢献したいと思ったため志望しました。県職員になれた時は日本の伝統食である米の普及指導に当たりたいと考えています。日本人の米離れを止めるような質の高い米を農家の方に生産してもらい、それを県民に売り込んでいきたいと思います。そして米の甘み、香りに魅力を感じた若者が農業に魅力を感じ、農業を憧れの職業にしていきたいと思います。

 

それでも「志望動機が思い浮かばない」「偽りの志望動機を作りたくない」という方はこちらの記事をご覧ください。「そんな理由でも合格できるんだ」と思える志望動機を紹介している記事になります。

合格する意外な志望動機

 

まとめ

・志望動機は自分の体験や経験を踏まえて作成する。

・その上で県でやりたい仕事を言う。

・志望動機だけに時間をかけ過ぎない。

 

 

2 市や国ではなくてなぜ県を志望するのですか。

 

この質問に回答するには国、県、市町村の役割を理解することが大切です。

 

国、県、市町村のそれぞれの役割の大まかなイメージは次のとおりです。

国→施策を決める最重要機関

県→国が決めた施策を市町村がきちんと遂行するように指導する。市町村からの相談に乗る。

市町村→国が決めた施策を実行する。住民に近く、住民から意見が入ってきやすい。

 

細かく言うと県にも様々な仕事がありますが、県は「現場である市町村の指導を行い、現場の意見や要望を国へ伝える」中間的な役割だと思ってもらえれば大丈夫です。

 

もちろん同じ分野であっても県にしかできない仕事があります。

 

例えば化学関係の仕事ですと、市役所は廃棄物対策、異臭対策などの行政的な仕事です。県庁ではこれらに加え、研究や技術指導に関する仕事もあります。

 

このように県でしかできない仕事をやりたい、というのも県を志望した立派な理由になります。

 

#市、県、国の仕事の違いや役割分担については後日記事にしたいと思います。

 

(回答例1)(なぜ国ではなく県か)

生まれ育った〇〇県に密着した施策や事業を進めたいと思ったからです。国全体を動かす施策や事業を決めることも重要な仕事であると思いますが、国の決める施策や事業は必ずしも全ての県の事情を勘案したものではないと思っております。私は県がその時に抱える問題等を勘案して事業を遂行することで、生まれ育った県に貢献したい思いが強いため県を志望します。

(回答例2)(なぜ市ではなく県か)

市単独では解決できない問題を県の立場から解決できることに魅力を感じるため県を志望しました。知り合いの県職員から聞いた話しですが、A市がいくら考えても解決できない案件があり、その件についてB市が過去に同じような問題を解決したことがあったそうです。そのことをA市に情報提供をすることでA市の問題が解決したそうです。このように県は市よりも広域に動くことができ、双方の仕事の手助けになり、それが地域住民のためになっていると思うと県職員の方で頑張っていこうと考えるようになりました。

(回答例3)(技術職)

祖父が生前、〇〇県で農業を営んでいたことから、〇〇県の農業に技術指導員として貢献したいという思いが強いため、県を志望します。技術指導員は県職員でしかなることができません。祖父が亡くなり、一部の畑が耕作放棄地になる現状を目の当たりにし、農業とはこんなにも簡単に壊滅してしまうのかと無念さを感じました。〇〇県の農業を変える、この一心で〇〇県の農業の発展に従事したいと思います。

 

まとめ

・市町村、県、国の役割の違いを理解する。

・県庁にやりたい仕事がある場合はそれを言えばOK

 

 

3 なぜ他県ではなく〇〇県なのですか。

 

地元ではなく、在籍していた大学がある県を受ける場合や結婚などで全く所縁がない県を受ける場合に聞かれる質問です。

 

次のような回答ではどこの県でも言えてしまいます。

・友人が住んでいる街で良い印象がある。

・観光に関する施策や計画に共感した。

・福祉の分野で特徴的な事業を行っている。

 

以上のようにただ単に「自治体の特徴」だけを言っても面接官はピンときません。

 

面接官に説得力を与えるためには「自分の経験」と「自治体の特徴」を結びつけることが大切です。

 

この時「自分の経験」→「自治体の特徴」という順番にします。

 

例えば次のような感じです。

(自分の経験)

高齢者介護に関する勉強を行っていた。

(自治体の特徴)

調べてみると〇〇県は高齢者介護に関する具体的な将来目標計画を他県よりもいち早く立案していた。

(結論)

よって、〇〇県であればこれからますます加速する高齢化社会でも住民に寄り添った支援ができると思った。

 

このような順番にすることで受ける県を選んだ理由をスムーズに述べることができます。

 

考え方の流れをまとめると次のとおりです。

step
1
自分の経験からやりたいことができる可能性が高い自治体を探す。

step
2
各自治体の特徴をホームページなどで調べる。

step
3
△△という特徴のある自治体であれば、長く働いていけると思う。

 

参考ですが、「嫁(旦那)さんの出身地だから」「介護のために地元に帰る必要がある」などの理由でも合格している友人もいます。

 

具体的な理由がある場合はその理由を述べることで十分に合格できると思います。

 

(回答例)

他県をリードする〇〇県の土木で仕事を行いたいと考えたからです。コンクリート会社に聞いたところ、〇〇県の土木部署から求められたことに対しては採算が取れなくても開発努力をすると聞きました。なぜなら、〇〇県で採用されたものは他県でも採用されやすく、その波及効果で利益が出るためと聞きました。そのような環境に身を置き、一生懸命仕事に取り組みたいと考えています。

 

まとめ

・「自分の経験」から「自治体の特徴」へと繋げる。

・「親の介護がある」など具体的な理由がある人はそれもアリ。

 

 

4 また辞めてしまうのではないかという心配があるのですが。

 

転職を繰り返していたり、今の会社の在籍期間が短い場合に聞かれる質問です。

 

目安は転職回数については20代で3回在籍期間については2年以内だと聞かれる可能性が高いと思います。

 

今の職場も研修などであなたに投資をしているわけですので、迷惑をかけてしまうことになります。

 

社会人としてそのことを当たり前に理解している印象を与えられるように面接では伝えましょう。

 

(回答例)

今の職場は人間関係も非常に良好であり何の不満もありません。私はよく行政に携わっている自分の姿を想像することがありますが、県の行政に携われるのは非常に幸せ者だと思います。今回、転職することで職場の人には多くの迷惑をかけると思いますが、職場の人は自分の夢を追いかける私を応援してくれると思います。県の職員に採用されましたら、その期待に応えられるように一生懸命頑張っていきたいと思います。

 

まとめ

・今の職場に迷惑がかかることを素直に認める。

・その上で県職員としての抱負を言う。

 

 

5 なぜ大学卒業後は〇〇県を受けなかったのですか

 

社会人としてすでに働いている方が聞かれる質問です。

 

「当時は〇〇の仕事がやりたい気持ちが強く、今の会社を選びました」など、今の会社を選んだ理由を言えば大丈夫です。

 

その後に「なぜ公務員を志望するようになったのですか?」と聞かれる可能性が高いのでこちらの回答も用意しておきましょう!

 

ちなみに私は県庁には大学の専攻とは違う職種で入庁しました。(例:大学では電気を専攻したが県庁には化学職で入庁)

 

私が在籍していた県庁では技術職であっても大学の専攻関係なしに受けられますが、大学生だったころの私はそのことを知りませんでした。

 

面接ではそのことを正直に伝えて合格しました。

 

(回答例)

大学卒業後の選択肢の一つとして県庁も候補にありましたが、私の調べ不足もあり自分が大学で専攻した分野以外でも受験できることを知りませんでした。やりたい仕事が〇〇県の□□職にはあることを知った後は必死に受験勉強しました。

 

まとめ

・今の会社を選んだ理由で基本OK。

・公務員が選択肢になった理由も考えておく。

 

 

6 県庁ではどういう仕事がしたいですか。

 

県庁には非常に多くの部署があり、希望の部署に行ける人はわずかです。公務員人生で1回も希望の部署に行けない人も多くいます。

 

なので、異動が多いことを理解することが大切です。

 

異動が多いことを理解した上で、自分の興味関心からやりたい仕事を回答しましょう!

 

既卒者は自分の経験が生かせる部署を言うのが良いと思います。

 

また、回答を2つ用意しておけば、「他にやりたい仕事はありますか?」といった質問にも答えられるはずです。

 

(回答例1)(行政職向け)

銀行で融資を行っていた経験から企業に融資制度を紹介する部署で活躍したいと思っています。銀行時代は、経営不振の中小企業に融資できないなど本当に支援を必要としている人に支援できない苦い経験をしました。このことから、特に中小企業向け制度融資の紹介を行い、〇〇県の中小企業が発展・活性化できるような支援を行っていきたいと思います。

(回答例2)(技術職向け)

農業の栽培技術指導員の仕事に取り組みたいと思っています。私たちがおいしい食べ物を食べられるのは農家の方のおかげであり、その手助けをしたいと思ったからです。具体的にはお米農家の技術指導に当たりたいと考えています。そう考えた理由ですが、私自身、米が大好きであるということと、米は日本の伝統的な作物であるからです。農家の方においしいお米を作っていただけるように一生懸命サポートしていきたいと思っています。

 

まとめ

・異動が多くやりたい仕事ができないことを理解することが大切

・既卒者は自分の経験を生かせる部署を言うべき。

 

 

7 希望の部署に就けないこともありますがどう考えますか。

 

県庁は行政職・技術職ともに様々な部署に異動します。異動が多く、やりたい仕事に就ける可能性が低いことを理解しておく必要があります。

 

「どんな仕事も頑張ります!」とだけ言う受験者が多いので、一言付け加えるだけで合格の可能性はグッと高まるはずです。

 

これは私の経験論ですが、希望する部署に行ったときほど「思っていたものと違かった」と思い、希望しない部署に行けば「思いのほか良かった」と思うことが多いと思います。

 

なので、どんな仕事も前向きに取り組むことが大切です。そのことを面接で伝えましょう。

 

(回答例)

どの仕事でも住民に貢献できることに変わりはありませんので、配属された部署の仕事に一生懸命取り組みます。

 

まとめ

・「希望の仕事に就けるまで希望を出し続けます」は論外。

・「どんな仕事も頑張ります!」に一言付け加える。

・どんな仕事も誰かの役に立っていることを忘れずに。

 

8 採用したら本当に入庁しますか。

 

遠隔地や離島への異動がある東京都庁や北海道庁ではほぼ100%聞かれる質問です。

 

特に北海道は内定辞退率が60%ほどと異常に高いため、確実に聞かれる質問だと思います。北海道庁に勤める私の義理の弟も聞かれました。

 

東京都庁や北海道庁以外の県庁でも、景気が良くて民間への内定率が高い年は聞かれる可能性があります。

 

迷っている場合でも「行きます!」と即答すべきです。

 

(回答例)

はい、必ず入庁します。来年の3月31日まで自分の担当業務に精いっぱい取り組みやり終えてからこちらに来ます。

 

まとめ

・力強く「必ず行きます!」と言えばOK

 

 

9 採用したら今の職場をすぐに辞めますか。

 

既卒者は聞かれる可能性があります。実際に私の友人が聞かれた質問です。

 

「今の職場に迷惑をかけない」姿勢を見せることを意識しましょう。

 

県の場合、基本的に4月1日入庁ですので、すぐに辞めたい人でも面接では年度末まで働く意思を示した方が良い印象を与えられるはずです。

 

(回答例)

年度末まで働きます。職場の方には極力ご迷惑をかけたくありませんので、自分に与えられた仕事をやり遂げてから新しい職場に移りたいと思います。

 

 

10 県職員(公務員)でなくて民間企業でも良いのではないでしょうか

 

多くの方が次のような回答をするのではないでしょうか。

・住民の役に立ちたいから

・公務員は利益を追求しなく住民のために仕事ができるから

・公務員は給与面などで安定しているから

 

これらの回答がダメとは言いませんが、面接官は「またこの回答か。」と思います。

 

私自身、県庁で働いてみてわかったことは「方向性を示す」ことが県の仕事ということです。

 

例えば、災害時の対応、農業振興計画、感染症対策などを県は広く住民に広報します。

 

皆さんも台風や感染症など大規模な災害が起きた際にニュースで「不要不急の外出は控えるように県が呼び掛けています」などといった報道を聞いたことがあると思います。

 

このように県は住民に動いてもらうために方向性を示す必要があることが、民間との大きな違いだと思います。

 

このことを踏まえて民間でなく公務員でないといけない理由を考えてみてください。

 

(回答例1)

発案者の側で仕事がしたいと考え県庁を志望しました。民間では顧客の要求通りに事業を進める必要があり、こちらが良いと思った提案でも顧客の考えによってはできないことが発生する可能性があります。県庁においては発案者になれることから自分の考えや住民の意見を事業に反映しやすく、自分のやりたい仕事ができると考え志望しました。

(回答例2)

民間企業は農業の一部分には携われますが、農業全体を見据えることができません。私は農作業を体験する中、これからは農作物をただ作るだけでなく、できるだけ高く売っていく必要があると考えています。県の農業職であれば、農家への技術指導、マーケティング、農業政策など農業全体のかじ取りを行えると考えており、県を志望します。

 

まとめ

・県庁の仕事は「方向性を示す」こと。

・面接官に「またか」と思われないために一歩踏み入れて回答する。

 

 

11 県職員となったら心がけていきたいことは何ですか

 

ここでは住民に対して何を心がけていきたいかを回答しましょう。住民に対してという点が重要です。

 

なぜなら、「やりたい仕事をする」「出世を目指す」など自分中心の回答では好印象を得ることができないからです。

 

私が県職員のときに心がけていたのは次の3点です。

  1. 一部の人が得をすることがないようにする。
  2. 間違いや遅れがないように仕事をする。
  3. わかりやすい説明と資料作り。

 

「3」は特に意識していました。公務員の説明って資料を見ながら&棒読みなので、どこが重要かわからず全く頭に入ってこない場合が多いです。

 

公務員が作成する資料も同じで、よくわからない専門用語がただ並んでいるだけで、どこが重要かさっぱりわかりません。笑

 

私が住民に対して説明を行うときは強弱を付けたり、飽きさせないために専門用語を身近なもので例えたりしていました。資料についても本当に重要なところだけ赤字で目立つようにしたほか、箇条書きを多用しました。

 

(回答例)

職員となったら、住民の方にとってわかりやすく、透明性のある事業を進めていくことを心掛けていきたいと思います。事業を立案、計画していくときは住民と一緒に考え、意見交換を行いながら事業を進めていきたいと思います。

 

まとめ

・「出世する」「公私を充実させる」などの個人的なものはダメ。

・住民のために心がけることを回答する。

 

 

12 10年後どのようになっていたいですか

 

県はスペシャリストよりもゼネラリストを求めていますので、10年間で福祉、税金、土木など様々な部署を経験すると思います。

 

それはある程度職務が限られている技術職であっても同じで、10年間で同じ部署に戻る可能性は低いです。

 

また、行政職・技術職問わず、本庁と出先機関の両方を経験することになるでしょう。

 

よって、具体的に「〇〇の仕事をしたい」と答えるだけでなく、「出先で現場の声を聞いて実務を行い、本庁でそれらの経験を生かして県の政策立案を行いたい」などと述べると、「おー!県のことをわかっているな」と好印象を得られると思います。

 

(回答例)

希望する観光振興の業務に限らず、本庁と出先機関で様々な仕事を経験し、広く県の仕事を知りたいと考えています。現場である出先機関では住民の声を聞き、住民のニーズを把握することに努め、本庁勤務となりましたら出先機関での経験を生かし、住民の声を反映した政策立案を行えるような行政マンになっていたいと思います。

 

まとめ

・10年間で異なる分野の仕事を2~3つ経験する。

・仕事で語るのではなく、県庁職員としてどうなっていたいかを語る。

 

 

13 〇〇県をどのようにしていきたいですか。

 

この質問に対してはやりたい仕事における将来像で構いません。

 

やりたい仕事で語らないと、具体化できませんし、他受験者と差別化ができないからです。

 

回答を考えるうえで大切なのは、やりたい仕事で抱えている県の今の課題を把握することです。

 

例えば次のような感じです。2つ例を出してみました。

(やりたい仕事)

観光振興

(課題)

外国人の訪問が他県と比べて低いだけでなく、その伸び率も悪い

(将来像)

外国人の訪問を10年後1.5倍にする。

(具体策)

Wi-Fi環境を整えたり、外国語表記を増やす。

(やりたい仕事)

情報セキュリティ

(課題)

大規模な災害が起こった際にホームページにアクセスが殺到し、サーバーがダウンした。その結果、住民が避難所情報などの情報を即時に入手できない事態が発生した。

(将来像)

災害時にも迅速に正しい情報を提供することで、住民が安心して行動できる安全県を構築していきたい。

(具体策)

県の情報セキュリティを一新する。また、気象庁などの関係機関との連携を図り、ホームページなどを通じて情報提供を行う。

 

ここで考えた将来像と具体策が回答になります。

 

まとめ

・やりたい仕事で語る。

・やりたい仕事の課題を把握する。

・次に課題に対する将来像と具体策を考える。

 

 

14 △△市でも技術系の仕事はできるのではないのですか。

 

この質問をさせるのは県庁を技術職で受ける人です。

 

自分が受けようと思っている職種(例えば土木職や化学職)が市役所でも募集がある場合に聞かれます。

 

できれば現職の方に話しを聞き、市役所でできなくて県庁でできることを聞き取りたいところです。

 

聞き取れない場合は双方のパンフレットを見比べて、仕事に関する違いを見つけ、県の方が自分のやりたいことに近いということを回答しましょう。

 

(回答例)

農業土木の分野で仕事がしたいと思い、志望しました。現在の職場では土木職の中で農業系の仕事を行っているのは100人に一人です。一方、〇〇県では土木職全体の500名のうち、150名が農業系土木職です。確率的にも〇〇県の土木職の方が私の志望している農業系土木分野で仕事ができる可能性が高いのです。

 

まとめ

・市役所に同じ職種がある場合に聞かれる設問

・パンフレットから市役所と県庁の仕事の違いを見つける。

・その中で県でやりたい仕事を見つける。

    -県庁試験

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