この記事を読めば解決できる悩み ・外資系企業の最終面接って何聞かれるの? ・日本企業の面接との違いがあれば知りたい ・外資系企業の面接って英語なの?
外資系企業の面接を初めて受ける人は、どういう質問がされるか気になると思います。
この記事では私がある外資系企業の最終面接で聞かれた質問を紹介します。
また、外資系企業と日本企業の面接の違いもお話しします。
私は外資系企業と日本企業の面接どちらも経験しており、今回紹介する会社以外の外資系企業も受けています。
なので、実際に私が感じたことを踏まえてお話しできると思います。
記事を読み終えると、外資系企業の最終面接で聞かれることや日本企業の面接との違いがわかり、面接を優位に進めることができます。
目次
最終面接を受けた外資系企業について
企業の事業内容と応募職種
私が受けた外資系企業の事業内容と応募した職種は次のとおりです。
・自動車部品メーカー
・開発職
・従業員300名
・創業200年以上
・30か国以上で事業展開
面接官と面接時間
面接官は採用責任者、配属先責任者の2名でした。
配属先責任者が役員も担っているとのことでした。
面接時間は1時間40分でした。
面接の雰囲気ですが、形式的な質問ではなく、過去の仕事内容を掘り起こし、どのように取り組んできたかを聞かれる面接でした。
外資系企業の最終面接で聞かれた質問
最終面接を受けた時の私の状況は次のとおりです。
・妻子ありの30歳
・公務員9年目(市役所3年→県庁6年)
・本庁で補助金や法律を担当
・TOEIC590点
・転職活動2年目
・年収450万
次から実際に聞かれた質問です。
質問が少ないように見えますが、最初に職務経歴書の内容を事細かに聞かれています。
1時間40分のうち1時間は職務経歴書の内容を事細かに聞かれました。
具体的には「この仕事は何を目的にやったの?」「どんな成果が出て、次にどう繋がったの?」「この仕事で工夫したことは?」などと聞かれました。
職務経歴書に書いている職務内容ほとんど全てに対して、このような質問をされました。
よって、私が受けた外資系企業では、仕事一つ一つに対して『この人はきちんと考えて仕事をしているか』を見られている感じでした。
5、10年後どのようになっていたいか、マネージャーになっていたいですか。
王道質問です。外資系企業だけでなく日本企業でも聞かれることが多いです。
ずっと実務をやっていたい方もいるかもしれませんが、諦めた方がいいかもしれません。
どこの企業も将来的には部下をマネジメントしていける人材を求めています。
なので、将来はマネージャーとして働く覚悟があることを面接では伝えましょう。
様々な分析機器を扱ってきたようですが、一番自信のあるものはどれですか。
私が理系大学出身で、県庁でも過去には研究の仕事もしていたのでしたのでこのような質問がありました。
文系の人が聞かれるとすれば、「今までの仕事の中で身に付けたスキルで一番自信のあるのは何ですか?」のように聞かれるはずです。
公務員は安泰だと思うが、外資系企業にどのようなイメージを持っていますか。
公務員=安泰と考える企業が多いため、公務員から転職を目指している人は聞かれます。
私が受けた面接では7~8割方聞かれています。
公務員でなくても、今まで日本企業にしか勤めていない人も聞かれる可能性があります。
県庁の仕事で一番思い入れがあるものは何ですか。
職務経歴書の内容を事細かに聞かれた後に聞かれました。
選ぶのが難しいという人は、自分が気持ちを込めて話せる内容を選んでください。
自分が1番話せる内容でなければ相手に熱意が伝わりませんし、さらに質問された際に答えに詰まってしまいます。
弊社は納期が決まっていますが、今の仕事はどのくらいの期限で行っているのですか。
公務員の仕事は納期がないと思われているためか、このような質問がありました。
確かに公務員は納期というのはあまり馴染みがありませんが、例えば納税通知書を〇日までに発送しなくてはならない、補助金を▲日までに振り込まなくてはならないなどの決まりがあります。
面接ではこれらのことを伝えました。
納期に間に合わせるにはどうすれば良いと思いますか。
上の質問に付随したものです。
公務員の時は周りと連携したり、間に合わないと思った時は助けを求めていたので、それをそのまま伝えました。
誰でも納期がある仕事をしたことはあるはずですので、その時のことを思い出しながら回答しましょう。
論文を二本投稿しているようであるが、いつ頃ですか。
個人的趣味で論文を執筆していたのでこのような質問がありました。
普通の人は基本的に聞かれることはないです。
外資系企業と日本企業との面接の違い
初めて外資系企業の面接を受ける方は日本企業の面接と違いが気になると思います。
私は今回紹介した会社以外でも外資系企業を受けていますし、日本企業の面接も受けています。
ここでは外資系企業の面接が日本企業の面接と何が違うかを体験をもとに紹介します。
過去の仕事から成果を出せるかを確認される
外資系企業の面接は職務経歴書の内容を深く聞かれました。
「これは何のために行ったのですか?」「この仕事は誰が関わっていたのですか?」「納期などはありましたか?」などを1つの仕事に対して事細かに聞かれました。
外資系企業は『数字を出せる人材か』『コスト意識があるか』などが今まで行ってきた仕事のことを聞くことによって判断されている印象でした。
日本企業の面接も職務経歴書の内容は聞かれますが、外資系企業ほどではありませんでした。
日本企業は、自社で活躍できるかどうかを「管理職になりたいですか?」「5年後、10年後どうなりたいですか?」など将来の考えに対する質問で判断されている印象でした。
仕事に意味合いを持って取り組んでいるかが重要
上でも説明しましたが、外資系企業の面接では職務経歴書に書いてある職務内容についてかなり詳しく聞かれます。
社会人1年目の仕事内容も聞かれました。面接を受けた外資系企業の仕事と全く関係ない仕事内容でしたかが聞かれました。
その時に感じたのは『1つ1つの仕事に対してきちんと考えながら仕事をしているか』を見られているということです。
外資系企業では成果だけでなく、成果を出すまでの過程も大切にしているということです。
外資系企業の面接を受ける人は過去の仕事をきちんとフィードバックしてから面接に臨んでください。
そうすることできちんと考えながら仕事をしていることをアピールできます。
英語は入ってから頑張れば大丈夫
英語で面接をする場合は前もって言われるので、言われなかった時は日本語での面接です。
英語での面接がない場合は、『すぐに必要じゃないけど将来的には必要だから入ったら勉強してね』というスタンスの企業が多いです。
「英語で面接を行う企業ってどんな企業?」と思うかもしれませんが、私は英語で面接したことないので残念ながらわかりません。
気になる方は転職エージェントに聞いてみてください。
まとめ|外資系企業の面接では今までの仕事の振り返りが最重要
この記事のポイントは次のとおりです。
・外資系企業の最終面接は職務経歴書の内容が細かく聞かれる。
・外資系企業の面接は今までの仕事を振り返っておくことが大切
・外資系企業の面接は必ず英語というわけではない
この記事で紹介した『外資系企業の最終面接で聞かれた質問』を読んで、外資系企業の面接の雰囲気と面接に向けてやるべきことがわかったと思います。
外資系企業の面接では、過去の仕事を徹底的に振り返ってから臨むことが大切です。
仕事の振り返りをすることで自分自身のことを知ることができ、面接でも回答に困らなくなります。
外資系企業だけでなく日本企業の面接でも役に立つので、今までの仕事の振り返りは必ずしましょう!