このような疑問に答えします。
✓本記事の内容
・外資系企業の面接に行くまでの流れ
・外資系企業の面接で聞かれた質問リスト
・落ちた原因は管理職になることを拒んだから?
私は公務員として転職活動を2年以上続けましたが、転職活動を始めた当初にこちらで紹介する外資系企業(製薬)の1次面接を受けました。結果は不合格です。
まだまだ面接の経験が浅いときだったのでその時は「なんで落ちたんだろう?」と思いましたが、転職活動を続けていくうちに落ちた原因がわかるようになりました。
この記事では聞かれた質問に加え、落ちてしまった原因についても分析してみました。
外資系企業の面接に行くまでの流れ
先日、「転職エージェントに登録したけどこの後どうすればよいかわからない」という質問をいただいたので、面接を受けるまでの流れを簡単に紹介します。
流れとしては次のとおりです。
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1リクナビNEXTから応募する
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2企業担当者と面接の日程調整
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3面接
応募してから書類選考通過の連絡が来るまでは8日、そこから日程調整をして面接まで9日かかりました。
当初はもっと早く面接する予定でしたが、先方の都合で伸びました。
余談ですが、リクナビNEXTはオファーという形で求職者に求人を紹介してくれます。詳細が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
公務員でも良い求人に出会える「リクナビネクスト」のオファーの特徴
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外資系企業の面接で聞かれた質問リスト
まず初めに面接を受けた時の私の状況を簡単に説明しておきます。
・29歳妻子あり
・県庁4年目(その前は市役所に3年)
・研究部署から行政部署に異動してすぐ
・転職活動を始めて2社目の面接
面接時間は1時間、面接官は本社人事担当、配属になる部署の部長、課長の3名でした。
✓自分の経験を踏まえ自己紹介をしてください。また、市役所・県庁・うちを受けようと思った経緯を教えてください。
名前→職務経歴書に沿って職務紹介→市役所を受けた理由→県庁を受けた理由→ここの会社の志望動機、という流れで説明しました。
一旦区切って聞いてくれれば良いものも、連続で聞かれましたので途中何を聞かれたか忘れそうになりました。
「あれ?この質問で合ってるかな?」と少しでも何を聞かれたか怪しくなった場合は遠慮せずに「もう一度質問内容を教えて頂けますか」と聞きましょう。
聞かれた内容があやふやなまま、的外れな回答をしたらその時点でコミュニケーション能力がないと判断される危険性があります。
✓現職の仕事内容
職務経歴書に記載した仕事内容について「この仕事は何か?」「この仕事を行う上で注意したことは」など詳細に聞かれました。
普段から考えて仕事を行っていれば答えられない質問ではありません。
✓職務経歴書に書いてある分析機器の使用頻度は。また、具体的に何を分析したのか。
私は県庁で行政の仕事のほか、技術的な仕事も行っていたのでその時に使っていた機械について聞かれました。
✓分析することが多かったのか、それとも報告書作成の方が多いのか。
実務が多かったのか?それともデスクワークが多かったのかという質問です。例えば県税事務所に勤務している行政職であれば、税金の徴収に行くことが多いのか?それとも事務所で税金の計算や催促の電話をすることが多いのかといった感じの質問です。
✓英語はいつから勉強しているか。また、なぜ勉強しようと思ったか。
外資系企業なので英語に関する質問は当たり前に聞かれました。私が面接を受けた外資系企業は複数ありますが、その特徴はどこも本社との電話会議やメールでのやり取りで英語を使うということです。実際に会社内に外人がいて、普段から英語を使って会話をするようなことはありませんでした。
✓英語の文章を書くことに抵抗はないか。
上の質問の詳細でも書きましたが私が受けた外資系企業で英語を使う場面はメールが多いです。なのでこのような質問がありました。
自信はあまりありませんと答えたところ、「ゆっくりでも良いので書けますか?」と言われました。すぐにできなくても入社してから頑張れば問題ない感じです。
✓大勢の前で話すことに抵抗はないか。
他の部署とのやり取りすることが多いためこのような質問がされました。多くの企業も同じ境遇ですので外資系特有の質問ではありません。
✓分析法の移管は規制に基づいてコツコツやるようになるがやっていけると思うか。
募集している仕事についての質問です。海外で開発された分析の手法を日本に導入する仕事です。やっていけると答えましたが、具体的に答えるために仕事内容を深く理解しておく必要があります。
✓今の仕事は残業は多いか。今まで最大で月何時間か。
外資系企業なので残業はあまりしない傾向のようです。
平均で20時間以内、最大でも50~60時間と答えたところ、結構渋い顔をしていました。
✓10年後、20年後、30年後どうなりたいか。
10年後は想定していましたが30年後を聞かれるとは思いませんでした。この質問をされて以降、入社してからのイメージは長いスパンで考えるようにしました。
さすがに30年後どうなりたいか?とこの外資系企業以降の面接で聞かれることはありませんでしたが、仕事のイメージを膨らませるのに役立ちました。
✓管理職になりたいか。
私はこの質問で「実務をできるだけ続けたい」と答えました。しかし、今思えば「いずれは管理職になりたい」と答えるべきだったと思います。詳しくは後述します。
✓金属アレルギーはあるか。
この質問は求職者全員に聞いているようです。
面接のまとめ
今までの仕事がうちの会社で生かせるかを判断されている印象でした。質問内容が形式的なものではなく、今までの仕事内容に沿ったものだったためそう感じました。
逆質問については時間の関係上なのかわかりませんがありませんでした。もしかするとこの時点で不合格だったのかもしれません。
面接は不合格で、通知は面接日から4日後に来ました。
落ちた原因は管理職になることを拒んだから?
面接の結果は不合格でした。当時は何で落ちたんだろう?と思っていました。しかし、その後いくつかの企業の面接を受けてどこ企業も管理職になりえる人材を探していることに気が付きました。
私は面接で「管理職になりたい?」という質問に対して「長く実務をやりたいです」と答えました。今思えばこの回答が落ちた原因かなと思います。
そりゃそうですねよ。
私がいた県庁でも人手不足で管理職になれる人材の確保に四苦八苦していました。そのことは民間企業でも同じです。
面接では将来管理職になりえる人材であることをアピールしましょう!